輝ける第一位（その１）
|
感想 今世紀初めの観劇が『レミ』になりました。 素晴らしいキャストでした。 好みもあるとは思いますが、本日の鹿賀丈史のジャン･バルジャンはＢＷやＷＥに持っていきたいと思いました。日本が世界に誇るバルジャンの一人です。 村井国夫のジャベールとの息も合い(笑…バルジャンとジャベールの息が合うって言うのも話の筋からするとおかしいですが)、堀内敬子のコゼットは初々しさとはかなさがあいまって歌も申し分無い過去最高のキャストです(私がロンドンと日本で観た限りにおいて)。マリウス石井一孝、エポニーヌ本田美奈子との三重奏も美しく、エポニーヌの死ではつい泣けてしまいました(普通私はこのシーンであまり泣けない)。岩崎宏美のファンティーヌは相変らずの透明な声が素敵でしたし、グランテールの大谷美智浩もまるでオペラの後、新聞を広げてアンジョルラスの非難をしのぐ仕草が良かった。 テナルディエ夫妻は大浦みずきがこなれて来たのか、安々と笑いを取っていました。リトルコゼットも歌が安定して、ガブローシュも元気一杯で良かった。 作品としての良さを作り上げてくれたキャストに感謝します。 なんと素敵な２１世紀の幕開けでしょう！！(^^)v 以上 |